家族

6/65
1405人が本棚に入れています
本棚に追加
/1258ページ
そんな先生達に、マリアは 『やだやだ、あんな大人にはなりたくないなぁ』 と聞こえるように言っていた。 そんなマリアの横に可愛らしい女の子が一人。 ばっちり目で追ったマリアに愛想を尽かし、恭子さんと先生と手を繋いで館内散策へ。 『嶺~、もぉ~ごめんて~』 あたしの右に先生、左に恭子さん。マリアに入る隙はない。 自分でああなりたくないって言った傍からあんな事しやがって… 簡単に許されると思うなよぉ… 「あ、恭子さん鮫いる!!」 『ホントだぁ。大きいねぇ、あれならマリアちゃんを食べてくれるんじゃない?』 「そーですねぇ、食べてもらいましょうかねぇ」 『ちょっ、酷い!!』 酷くて結構さぁ!!
/1258ページ

最初のコメントを投稿しよう!