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「トレイン…リナ…ごめんね…ごめん…本当にごめんね」
腕にアレンを抱いて
必死に俺達に謝っていた
ごめんね…ごめんねって
ずっとずっと
小さなアレンを抱いて
8才の俺の心の中は
「なんでこんな餓鬼のために俺達が親戚の家に行かなきゃならねぇんだよ……クソッ!!餓鬼!!餓鬼!!俺ならあんな餓鬼3秒で殺せるのに!!」
とか思っていた
リナは3才だった
母さんが泣いている理由がわからないのか………お母さん……お母さん………ってずっと母さんの肩を引っ張っていた
教会の中はステンドグラスが光を浴び床に綺麗に色とりどりで綺麗だった
俺とリナはアレンの誕生によって親戚の家に預けられることになった
力が使える俺にはアレンを殺したいとおもうだろう
アレンは数年で死んでしまうから
一緒にいたいそうだ
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