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只今、8時50分…
授業が始まるのは9時…
学校までの距離約3㌔…
かなりヤバいです!!
わたし芦川梨花!17才!!カレーが大好きな女子高生!!
通称、花高の遅刻魔
これ以上遅刻したら立花のやろうにむっちゃ怒られる
とにかく間に合わなくても急いだ意志だけ立花に見せなきゃ
「あのー服の腕をまくってやる気満々なところ悪いんですが…」
「あ~!!なんですか!?私は今遅刻するかしないかの瀬戸際で…」
そう言って振り返った瞬間
天使のような顔をした黒髪で茶色の目をした人がいた
言葉を失った
「迷惑でしたか?」
「…………」
「あのー」
「迷惑なんかじゃないです!!」
「ならよかったです」
天使が私に微笑んでる~!!
「ほんわかしてる途中すいません。桜花高校はどこですか?」
「桜花高校?それうちの高校だよ」
「知ってるですね!!よかった!!迷子になっていたんですよ」
「ぷっ……あはは!!」
「笑わないでくださいよ!」
「いやぁごめん、ごめん~見た目と違ってぬけてるんだね」
「ぬけているとは失礼な、私は初めてこの街に来たんですよ?」
「もしかして転校生!?」
「はいそうですけど」
「じゃあ私がこの街初めての友達だね!!」
「…えぇ」
「私は芦川梨花。
君の
名前は?」
「私の名前は
桜木透です」
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