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「桜木透かぁ…なんか女の子みたいな名前だね」
「それ結構、気にしているんですが」
「あ~ごめん②ワッハッハッ」
「謝る気あるんですか?」
「ん?うん!もちろん」
「全く人の話しを聞いてないみたいですね、ボソッ」
「何か言ったかな?」
「こういうのは聞こえるみたいですね」
「てかなんで敬語なの?同い年でしょ?」
「えぇまぁそうなんですが、口癖みたいなものなんです」
「ふーんそうなんだぁ、珍しい口癖だね」
「そうですか?」
「うん!珍しい!」
「そういえば今私達は遅刻してるはずですよね?」
「うん!完全にアウトだね!」
「いやそんな眩しい笑顔で言われても」
「まぁどうせ焦ったってムダだしゆっくり行こう」
「……いいえ」
「ん?」
「遅刻しているにもかかわらずこんなおしゃべりしながらほんわかと登校するなど許されないはずです!」
「はい?」
「走りますよ…キラーン」
「えっ?あの……はい!!」
意外と真面目なんですね透くん
ちょっと走るのかと思ったら
全力疾走ですからねぇ
学校まで5分で着きましたとも
足パンパンです
でも
走る時に手を握ってきたのはドキッとしたよ
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