だるまさんがころんだ

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「そう言えば雪成って大阪にも行ってたんだっけ?」 いきなり話に入って来た和馬に 「和馬居たんだ」 和馬はちょっとショックを受けた顔しながら 「ずっと歌ってたよ!お前ら誰も歌わないし!っていうか俺の歌聴けよ!!」 「…申し訳ない」 みんなで謝った そうだ、親の都合であっちこっち転校してた俺が一番長く居たのが大阪なんだ だからたまに関西弁がでる時もある。 「大阪かぁ」 ふと香織が呟いた 「ねぇ雪成、好きやねんって言ってよ」 いきなり目を輝かせながら香織が言ってきた 何言い出すんだこの人は… 「嫌だよ」 「なんでよ、私一回でいいから好きやねんって言われてみたいんだ」 香織が言うには「好きだよ」より「好きやねん」の方がグッと来る気がするらしい 俺だって言ってやりたいけどみんなの前で言える訳もない 「よっしゃ、とりあえずなんか歌おうぜ」 話を変える事にする
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