序章

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──名門私立音符学園。 何とも馬鹿らしい名だが、その名の通り進学校なのに特進科より音楽科に力を注いでいると言う一風変わった学校だ。 しかし、そんな学校に私は普通科の生徒として今日入学する。 私の名前は鮎川 夏目(あゆかわなつめ) 兄弟は上に姉と兄、下に妹と弟が一人づついて、計五人の兄弟だ。 私はその真ん中に産まれた。 兄達は下の妹達ではなく、真ん中に産まれた私に対するスキンシップが異常なまでの過激さ。 つまり過保護。 その結果、妹達も私にベッタリになってしまった。 そんな過保護すぎる兄弟達から逃れるためにこの学校へ入学した。 でも、入学した本当の理由は別にあった…
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