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しかし、出会いがあれば別れもある………時というものは、とても残酷なもののようです。
( ;ω;)「ギコ!!大丈夫かお!!??しっかりするお!!」
ξ;⊿;)ξ「ギコ!!聞こえる!!??ギコ!!!」
(;-Д-)「ゴ………ゴラァ………」
この数日の間、ギコには食欲も無く、また、以前のように走り回れるような元気も残っていませんでした。 お父さんが知っているどの薬草をギコに飲ませても、お母さんが作ったおいしい料理を食べさせようとしても、元気にはなりませんでした。 老衰………猫は人間の何倍もの速さで歳を取るらしく、ギコは人間でいうお爺ちゃんになっていたのです。 『お爺ちゃんになっても、俺はお父さんとお母さんの子ども』 それはギコにとって誇れるべきことでした。
(;-Д-)「ゴ………ラ………ァ………」
( ;ω;)「ギコ!!死ぬなお!!!!ギコ!!!!!」
ξ;⊿;)ξ「ギコ!!ギコ!!!!」 お父さんとお母さんはギコを優しく、暖かく抱きしめてやりました。
(,,-Д-)「………」
ギコはもう起きることのない、深い眠りにつきました。
(,,゚Д゚)「何だ、ここは………ゴラァ………」
ギコが目を覚ますと、そこにはどこまでも続く草原と、限りなく青に近い澄み切った空が広がってしました。
(,,゚Д゚)「あぁ………俺は死んだのか………ゴラァ………」
「ギコや………ギコや………」
何やら後ろの方から声が聞こえてきました。
(,,゚Д゚)「誰だゴラァ!!!」
( ´∀`)「こっちへおいでモナー」
後ろを振り向くと、そこには大きな背の高い木があり、その木の下に1人の老人が立っていました。 ギコはその老人の下へ走っていきました。
,,゚Д゚)「誰だゴラァ!!!何で俺の名前を知ってるんだゴラァ!!!!」
( ´∀`)「まぁまぁ、そんなに怪しまなくてもいいモナー。ワシは神様だモナー」
(,,゚Д゚)「神様ぁ!!??」
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