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「…はぁ…。は…あっ…山…本…」
「…獄寺…っ、っく…」
「…ったけ…武…っ」
こうして躰を重ねるのももう幾度目だか。
そしてその度にオレも獄寺も互いの右目左目を眼帯の上から知らず知らずのうちに撫でている。
これも、もう毎度のこと。
「…ねみ…」
「はは…悪い。ちょっとやりすぎたな。」
「全くだこの絶倫…」
この時間も、愛しくて愛しくて仕方ない。
彼はオレとの間にある、モヤモヤした感情を認めてはくれない。
けれどそれもきっと表面だけのもので。
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