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だけど
失ったものも、同じくらいデカかった。
「どうしよう…どうしようっ…、っ申し訳ありません十代目…!っ、殺してください…!役立たずの右腕なんか、守護者なんか切り捨ててください……!!!」
「落ち着いて獄寺くん…!大丈夫。大丈夫だから…!」
ツナがそう叫んだところで…もう獄寺には聞こえない。
ツナが叫ぶその姿を例え片目であれ見てしまったものだから、彼は更に狂っていく。
「こんなに…こんなに十代目が叫んで下さっているのに…!!オレには…っオレには何も聞こえない…!!」
本人が、一番怖いんだろう。
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