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数日後、彼にメールを送ることにした。
[こんばんは。
この前はステキな歌声をありがとうございました。
私のこと覚えてます?
あっ!私あいかっていいます。
愛の歌って書くんですよ。]
送信。
30分後携帯が鳴った。
彼からのメールだった。
[覚えてるよ!
この前は聴きに来てくれてありがとう。
愛歌ちゃんっていうんだ。
可愛い名前だね。
俺は隼人っていいます。
よろしくね☆]
可愛い名前だね。だって~!
正直今の私かなりにやけて誰にも見せられない顔。
私も30分間、間をおき
送信。
[覚えててくれて嬉しいです☆こちらこそよろしくです!]
今度は15分後に携帯が鳴った。
[また聴きに来てね☆
愛歌ちゃんって何歳なの?]
私も15分後に送信。
[17です★
高校中退して今は洋服屋で働いてます!
アウトレットで安いし、メンズも扱ってるんで洋服にお困りの時はぜひ!]
この時、年を聞いたのはヤレルかヤレナイかの判断材料だったのかなんて考えたくない。
[17歳?若いねぇ。
大人っぽいから17歳には見えなかったなぁ★
どこの洋服屋?
今度行くよ。]
どうやら17歳はヤレル範囲内だったらしい。
後にお前は若すぎる。
間違ったと散々言われましたけど………
とにかくまぁこのメールを貰った時はかなり舞い上がった。
隼人が洋服屋に来ることは1度もなかったけど。
営業スマイル、営業トークにいちいちドキドキした。
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