序章

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「うっわぁ、綺麗!」 目の前に広がる碧い海 太陽の強い日差しを受けながら 歓喜の声を上げる。 「まさかこんなとこに タダでこれちゃうとはね~」 「倉田さんと店長の おかげですよね」 パラソルの下、日焼け止めクリームを丁寧に塗る。 此処にいるのはとある キャバクラのキャスト達。 皆水着姿ではしゃいでいる。 「別荘も綺麗だし、何より ここ携帯電波入らないじゃん? 超気楽~」 「客と連絡とらなくていいしね。 あ~解放感!」 社員旅行と銘打った このバカンスは ある一人の富豪の発言からだった。
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