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数十分後。 「良かったわね。何とかなりそうね。作者と私が慈悲深い方でよかったわね」 「初めの数時間の鬼ごっこの時点でどうにもなりませんよ」 「そう、よかったわね」 (本当にどうでもいいんだな~) ウサギは心の中で呟いた。 「?手紙だわ。ふむ、ウサギはそろそろ消えてください。話が進みません」 「作者本当に酷――」 ウサギは消滅した。 「……元気でね…ウサギ…グスン」 アリスは悲しみのあまり溢れ出す涙をハンカチで拭った。
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