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「アラ、可愛イ兎ダワ」
(何故、棒読み?)
「丁度いいわ。病弱なお母様に食べさせて差し上げましょう!」
「え!?ちょっと!!?」
私は焦るウサギを尻目にポケットから肉切り包丁を重々しく取り出した。
その瞬間、ウサギの表情が強張った。
「さあ、おーまーちーなーさあぁぁい――――!!!(笑)」
「いやああああぁぁぁぁぁぁぁ――――――!!!!?」
私は獲物を前にした獣のような目で肉切り包丁を掲げ、猛スピードで走り出した。
ウサギは号泣しながら恐怖に震える表情で全力疾走し始めた。
でも、残念だったわねぇ。
私はそこら辺に落ちていたバイクを拾って乗りこなしていた。
「落ちてない!!それ盗――」
「盗ぅんだバぁぁイクで!走りだすうぅぅぅぅぅ♪」
「いやああぁぁぁ!!!?」
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