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「とりあえず、これから不思議の国に行くんでついて来て下さい」  そう言ってウサギは歩きだした。  その後に続くようにアリスが歩く。 「あら、話が早いじゃない♪」   「遅いですよ。作者の計算がいつも通り狂うくらいに遅れていますよ」   「いつもなんだ…」   「はい。最近まで分数の割り算ができませんでした。良く高校いけましたね」   不意にアリスの頭上から手紙が降って来た。 アリスはそれを開いた。   「何々?黙らないと消しますよ?白兎。お前の代わりなどいくらでもいます……だって。丁寧に凄いこと書いてあるけど?」   「ごめんなさい、作者さん」   「ウサギ、慣れてきたわね」
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