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寛史 「葉月も初めから起きてたって言ってる。」
葉月は足をバタバタ動かしてるだけだ。
自分の都合の良いように解釈しちゃって。
寛史さんの携帯の着信音が鳴った。
この音楽は司さん。
葉月を私に預け、司さんの電話に出た。
葵 「パパに起こされちゃったんでちゅか?」
自分も赤ちゃん言葉でそう話すと葉月は笑った。
やっぱり私の方が正しい。
電話を切った寛史さんは再び葉月を抱っこした。
寛史 「来月、司の店で高校の時の同窓会があるらしい。」
葵 「行って来ていいよ。」
寛史 「あんまり気が進まないな。」
私が寛史さんとつきあってから現在まで高校の同窓会が開かれた事はない。
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