第二章:琴音と祥夜

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その視線の先には、1年生らしき女の子。 女の子「あ、の……その…っ!!裏庭まで、来て下さひっ!!///」 かーわーいーい❤ 噛んでるし、初々しいねぇ… 祐「行ってやれば?」 女の子をちらっと見て、手をヒラヒラさせる祐斗。 裏庭ですることなんか1つ。 その横で、不安げな顔をしている琴音。 琴「祥夜くん…行ってあげて…?」 祥夜を見ながら小さく呟く。 女の子がどんな気持ちか、わかったんだろう。 祥「…はいはい」 そう言った祥夜は、後輩の子と裏庭に歩いて行った。 琴「…どうしよう……」 姿が見えなくなってから、本音を漏らす。 夏「祥夜ってやっぱりモテるんだね」 祐「俺の親友ですしー♪」 夏「………。大丈夫だよ」 琴「夏…っ」 祐斗を冷たい目で見てから、半泣きの琴音の頭を撫でた。 祐「ひどっ!」 なんか遠くで祐斗がギャーギャー言ってるけど、気にも留めない。  
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