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「おかえり、シン」
シンと呼ばれた少年に20歳くらいの女性が話しかけた。
「ああ、ただいまミリア」
シンと呼ばれた少年と女性は知り合いのようだ。
「ここでは、マスターと呼びなさいと言わなかったかしら?」
「ゴメン、ミrじゃなくてマスター」
危なく呼びそうになったシンは早口で誤魔化した。
「分かればよろしい♪」
ミリアは嬉しそうにに言った。
「はぁ…」
シンはミリアに聞こえないようにため息をつく。
「任務結果は?」
「それ聞く?」
「大丈夫でしょ、世界最強の緋色の使いだもんね」
シンは返事をするミリアに質問をした。
「用件はそれだけ?」
「あー…忘れるところだった」
「シンには明日から魔法学園に通ってもらうからね?」
「何故?」
「小さい頃からギルドにいたから学校に通わせようと思ってね」
「何処の学園に行けばいいんだ?」
ん~と悩み出すミリア。
「たしか、エリウス学園よ」
「学園長は私の親友だから安心してね」
「ああ」
その後、ギルド内にある自分の部屋に戻るシン。
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