§始まりは突然§

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僕はみんなからちぃって呼ばれてる。 今日は久しぶりに、友達とゲームセンターにきたんだ。 みんな知ってる? 今、小型ゲーム機(SONYのPS○や、任天○のDSみたいなやつ)が普及してきて、 ゲームセンターは儲からないから潰れるところが多いんだって。 この前初めて知ったんだよね。 まぁ、それはおいておくとして、今日も連戦連勝でした! だから、ニコニコ顔でゲームセンターを出て友達とさよならして帰ろうとしたんだけど… 「ちぃにはかなわ~ん!!」 「…っちょ!うるさいって!周りみーんな見てるよ!」 「おいA!場所を弁えろよ!」 「だってよ~、Bも悔しくないか?」 「確かに…」 「(なんかやばそう…)じ、じゃあまた明日ね~」 「「お、おぃ…」」(逃げ足も早い…) といった感じに逃げ出したちぃだった。 危なかった~ 友達から逃げおおせたのはいいけど、おなか好いちゃった。 ゲームセンターは久しぶりに来たんだ…腕は鈍ってなかったけどね。 夕ご飯、楽しみ~ なーんて思いながら歩き始めたんだ。 すると道向かいの本屋さんからほくほく顔の山ちゃんが出てきたの。 やったー!一緒に帰れる!と思って横断歩道に向かったんだけど、運悪く赤。 …トホホ 実は僕、山ちゃんのこと大好きなんだよね! 誰も気づいてないし、教えるつもりもないけどねっ! 僕のキャラさえ保てれば、周りはイチコロですよ! 僕の独占欲が強いの、誰にもばれて無いみたいだし。 まぁ、何だかんだ話してるうちに信号が変わりました~! 山ち~ゃん…と思ってたら。 ゆ、ゆうと君!どこから! そこには山ちゃんに飛びつくゆうと君の姿… 山ちゃんは僕のなんだからね(怒)! 絶対に取り返してやる! .
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