第一章

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‐一楽‐ 「で、様子はどうだってばよ?」 昼過ぎに執務室に訪れた、サスケとともに一楽に昼食をとりに来たナルトは班の様子を聞いた。 「まぁまぁかな。」 サスケの返事を聞きながらナルトは少し微笑んで、頼んだラーメンを受け取って箸をつけようとした。その時、 「ただ…サクヤなんだが。」 と、サスケは言葉を続けた。 「サクヤがどうしたんだ?」 ナルトはその先を促した。 サスケは少し言いにくそうだったがゆっくりとここ一週間の事を話始めた。 「なるほどな、術が発動しないか。」 「あぁ、印の形やタイミングは正しいし落ち着いて出来ているんだがな。」 この一週間、サクヤは術を使おうとしても発動せず、発動しても失敗ばかりしている事をサスケは話した。
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