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「ま、今回は大規模な作戦だし顔会わせる確率の方が少ないか」
得意げに言うユーリの回りには、やがて他のイーサー達が集まってくる。
「こいつッ!ビクトール!俺の頭をアフロにしやがった火炎男だ!……あ、死んだのか」
「それよりブレアとかいうクソ女のデータ出してよ。AK47で横っ腹ブチ込まれたんだけど」
「単細胞のジェットの弱点は書いてねえか?有効な武器は消火器とか言うなよ」
それぞれ因縁の相手をユーリのパソコンから探そうと躍起になる中、黒人の大男スクリューもそれに加わってくるのであった。
その左手の小指の付け根から先は失われている。
「蒼の死神だ。スローデンでの借りがあるからな」
「ああナイトレイドね。さっき見たけど1週間前にリバーゲートで重傷を負ったらしいよ。今は戦える状態じゃないっぽい」
「チッ、張り合いのねえ」
ユーリの言葉に舌打ちするスクリューとは対称的に、嬉しそうに笑うのはボーグだった。
「へェ、番犬は休業中か……。好都合だぜ」
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