ACT.1 紫煙と殺し屋

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ある日施設にスーツの男がやってきて、俺は研究所のような所に入れられる。 そこには何人も同じような子供がいて、そこで初めて友達というものに出会った。 だけど俺は他の子供とは少し違った。 身体を何度も何度も検査されて、いろんな薬を打たれた。 白衣を着た研究者達が嬉しそうに俺の肩を叩く。 「おめでとう!君は〝適合者〟だ!」 それから俺は更に過酷な訓練を受けた。 人よりも特別な力を手に入れた、それだけの理由だ。 やがて俺は王国に雇われる身となる。 仕事内容は今までと大して変わらない、ただの人殺し。
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