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中に入るとだだっ広いロビーになっておりこの建物で働いているであろう人間がまばらに歩いている。
そして正面には受付があり二人の綺麗な女が座っている。
二人ともかわいらしいピンクの制服。
他の者はスーツを着ているため目立つといえば目立つ。
カイは迷わずに受付へと進む。
途中何やら指をさされたが気にしないことにする。
気にしたところでろくなことはないことを経験上分かっているからだ。
さして何もなく受付の前へと着いたカイ。
受付嬢は顔を上げてカイを見る。
途端、顔を熟れたトマトのように真っ赤にすると下を向いた。
見れば隣の受付嬢も同じ反応をしている。
しかし、こういうのは慣れており別段気にもせず『シャルロット=クランに呼ばれたんだが連絡は来てるか?』そう尋ねた。
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