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天野が息を切らしてやってきた。
『待ち合わせしてただろ!なんで置いてくの!』
天野が朝からキレている。
そして俺達は天野に反撃する。
『は?そんな約束したっけ?村瀬、してないよな?』
『あー俺覚えてない。』
『天野が勝手に約束した気になってただけじゃね?』
そして天野が食らいつく。
『お前…いつもそうだろ!』
ここまできたらもう天野は半泣き。
でも容赦しないぞ。
『いつもって具体的に言ってもらわないとわかんねぇ、な、村瀬!』
『うん、やっぱり曖昧だと天野の証言は取り消しになる。』
もうこれはいつものパターンで、IQの低い天野には反論はできません。
半泣きしかありません。
『なんで俺なのっ!』
天野はじだんだを踏みながら怒っているがスルーで俺達は学校へ向かった。
学校の近くまできて俺は良い事を思いついた。
学校の周りにはたんぼがあるので、そこに天野を落としてやろうという企画。
たんぼ側に天野が行くように仕向けて、落としてやった。
落としたあとは声もかけずに村瀬と学校へ入ったので天野のその後はわからなかった。
そしてクラス分けが玄関に張り出されていた。
俺は5組、村瀬は4組だった。
天野は知りません。
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