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ワンマンLIVEも無事終えたところで俺は他の部活動見学へ行くことにした。
村瀬は弓道部に決めたらしい。
天野にいたっては既に部費として50000円を酒井に押収されていた。
俺はもっと燃えるような部活がしたいのだ。
しかし、見つからない。
俺はその後、2時間たっても部活を決められなかった。
俺は学校のベンチに座り、悩んでいた。
(このままじゃ友達も作れない…)
すると声をかけられた。
『どうしたんだてぇ~』
妙に駄目人間オーラを出していて例えるならば、サスペンス物のドラマで犯人役として出演していそう。
そんな雰囲気のおじさんだ。
『あの、誰です?』
『お前ぇ~、世間知らずなやつだなぁ~!俺は泣く子も黙る、後藤日出夫だろぉ~?』
どうも教員らしい。
『さては、部活のことで悩んでるんだなぁ~?』
『あ、別にいいです。ほっといてくれて。』
『うるせぇ~てぇ~!』
『いや、自分でなんとかします。』
『うるせぇ~てぇ~!』
『…すいません。』
ちょっと、こいつお話になりません。
『安心しろやぁ~、今日から俺が友達になったるでよぉ~!』
『いいです、気持ちだけで。』
『うるせぇ~てぇ~』
『…ありがとうございます。』
『じゃあお前は今日から
ヒデオFANクラ部
の一員だなぁ~!』
『えっ!?』
『うるせぇ~てぇ~!』
こうしたやり取りが終了し、俺は『ヒデオFANクラ部』の一員として部室へ連れて行かれました。
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