1074人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
別居中に 心療内科で受診する事
それがやり直す為に彼が出した第一条件だった
でも
あたしは壊れてなんかないよ
精神病なんかじゃない…
そう思っていた
心療内科で 精神病だと断定されたら 自分が本当に人間として失格の烙印を押されてしまうような不安…
それに 今更 大輔の言うとおりに 病院に行ったところで 彼は戻っては来ないだろうということも分かっていた
病院にいくのを躊躇していた そんな時 不思議な事に気づく
携帯の✉履歴
記憶にないやりとり 文章の書き方は 確かにあたしだ…でも 覚えていない
そんな事が頻繁になった
記憶が曖昧? 自分が自分でなくなるような恐怖感
✉だけなら 後で読み返せばいい…けど それだけじゃ なかったとしたら?
他には何もないと 言い切る 自信がない
他人だけじゃなく 自分自身ですら 信用できない…
最初のコメントを投稿しよう!