人格

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この時にかけつけてくれた友達が 心配してくれ 西荻窪の その子の家に 居候する あたしは人間以下だから… 薬を飲んでいる時に あたしが繰り返し言っていたと… あんたは ちゃんと人間だよ あたしの友達が 人間じゃないわけがないでしょ 例え 人間じゃなかったとしても あんたが死んだら あたしが泣くよ それじゃ だめかな? あたしが悲しむだけじゃ、生きてる意味にならないかな? そう言われた時 さっちゃんの葬儀の日の事を思い出した… あたしは この人に あの時のあたしと 同じ辛さを押しつけてしまう所だったのかも…と 友達のこの言葉と 肝機能障害… 人口透析はやり始めたら 一生の事になる さすがにこのままではいけないと思い とりあえず西荻窪でバイトを始めてみる やり直すための別居と言っていたにも関わらず 大輔はもう この頃には 彼女と暮らしていた事がわかり ズルズル引きずっているのは かえって辛いと 大輔との関係にもけりをつける
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