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「竜崎輝です。よろしくお願いします」
っと適当に自己紹介をし、さっさと歩いて行く竜崎。
「あの! また会えますよね!」
女の子は必死になって竜崎に呼びかける。
こりゃ本当に惚れたな。
竜崎は無視して歩いて行くと思ったが、立ち止まり、女の子に顔を向けた。
「あなたが、何か事件に巻き込まれたら、また会うかもしれませんね」
そう皮肉っぽい言い方をし、竜崎はまた歩いて行った。
女の子は口を開けながら立ち止まっている。
俺は女の子を横切り竜崎の後を追った。
「絶対、会いに行くんだから・・・・・・」
後ろから、ボソリとそんな声が聞こえた。
何か嫌な予感がするが、今は竜崎を追いかけよう。
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