-ー始まり--

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この、最初に喋ってきたショートケーキばかり見ている女は・・・いや、これは修正しよう。 後でこの小説を見られたら顔面に蹴りが飛んでくる・・・。 この女の子の名前は七瀬桜である。 髪型は肩にかかるまで伸ばし、顔は天使のようにカワイイのだが・・・性格に少々難があるのだ。 まあ、簡単に言えば強気過ぎる性格なのだ。 しかも、何故かは知らんが格闘のプロフェッショナルで、接近戦で桜ちゃんに勝てる奴はこの地球上にいないだろう。 何回この子の右ハイキックを繰り出され、泣かされたか・・・ 竜崎の助手で、二年前に突然この事務所で住み込みで働き出した。 その理由は俺も詳しくはわからないのだ。 そして、これまたショートケーキばかり見て、痛い所をついてきたこの男を紹介しよう。 この男こそが我が友人である竜崎輝である。 髪型ボサボサ、やる気のなさそうな顔、服装はヨレヨレの白いパーカーに、ダボダボのジーパンである。 はっきり言おう、この男の第一印象は最悪である。 俺が始めて竜崎に出会った時は本当に探偵かどうか疑ったものだ。 見てくれはこんなのだが、推理力はものすごいのである っとまあ、この二人の紹介はこのぐらいにしておこうか。
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