-ー始まり--

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「おいおい竜崎、俺は小説のネタを求めてここに来たわけじゃないぞ。ただたんに暇だから来たんだ」 まあ少しだけ求めに来たが 「嘘ですね」 きっぱり言い切る竜崎。 「何でだよ。何か証拠があるのか?」 むむむ、ばれてるか・・・・・・ 「そのショートケーキですよ。そのショートケーキは駅前で朝の8時と同時に売りにだされて30分で売り切れるほどの大人気のケーキです。あなたの今までの行動パターンからすると、本当に暇な時に来た時はようかんの詰め合わせを持って来ています。逆に、小説のネタが無い時に持ってくるものは高級なケーキなどです。これらの事から、あなたは小説のネタ目当てで来ましたね」 面倒臭そうに早口で言い終える竜崎。 悔しいが、全部当たっている。
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