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「はい、そうです。少しだけ小説のネタを求めて来ました。いや本当すいません」
「いや、まあいいですよ。こんな美味しいそうなケーキを持って来てくれたんですし」
竜崎は機嫌よく俺の手からショートケーキが入れてある箱を奪いとり、冷蔵庫に入れた。
「お二人さん、私の存在忘れてない?」
竜崎と俺は二人同時にその声のする方向にむいた。
そこには眉間にシワをよせて、今にもブチ切れそうな桜がいた・・・・・・
「いや、桜ちゃん。別に忘れていたわけじゃないんだ」
「そうですよ。きずかなかっただけですよ」
いや、それフォローになってねえだろ竜崎。
「私はそんなんで怒ってるんじゃないわよ!」
今にも蹴りが飛んできそうな勢いだ。
「じゃあ何なんですか? 面倒臭いな・・・・・・」
頼むから火に油を注ぐのはやめてくれ竜崎。
「だから買い物に行けって言ってんでしょうが! このバカ竜崎!」
ああ、そういえばそれで喧嘩していたなこの二人。
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