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…で、さっきの記憶喪失モドキやってコントみたく蹴り入れられる所に至る訳で。
『誰がガキだよ。まあ俺イケメンだし?若く見られるのも無理ないがな…少なくともこの星の誕生前から生きてるから。』
「若作り…ぐえっ」
蹴りが半端なく痛いのでもう見た目に関してツッコミ入れるのは止めとく。死ぬ気だったけど…死なせず痛め付け続けられるのは勘弁してもらいたい。
「何で俺なんだよ」
『暇つぶしなんだから適当に選んだに決まってんだろ。』
デスヨネー…
仮に【選ばれし~】とか言う話になってとしても
この待遇じゃ信じられねえし。何だか目眩がしたのは蹴られたからだけじゃないだろう。
『ちょっと旅行でも~って思ったんだが一人ってのもつまんねーし、人間からかいながらの方が楽しそうだからな。』
…なんて迷惑なヤツだ。
「断わったりは」
『あ、拒否権とか無いから。』
…俺はどこまで運が無いんだろう。
こうして、俺は暇つぶし旅行の道連れになった。
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