神様の売店

4/4
前へ
/66ページ
次へ
「なあ魔王。」 『あ?』 「何でアンタ神様と仲良さそうなんだよ。普通魔王って神と仲悪いんじゃない?」 恵比寿さんと魔王…ボスって言ってたっけ?2人は目を点にした後、盛大に吹き出してそのまま腹を抱えて大爆笑。俺おかしい事言ったか? 『だっはっはっ!!普通ってお前俺らの何知ってんだよ?』 『ひっひっ…!わいがメタボに描かれとるくらいやし…ホンマ人間はんはおもろいわ!神話っちゅーヤツか?ほな今度取り寄せて読んでみよ。』 …何か釈然としねえ…! いや、確かに俺は神様には会った事ないし魔王には会ったばっかだし… だけど何だろうね。 常識という常識が馬鹿話みたいに思えて来た。 『いい傾向なんじゃね?』 「へ?」 『今から行く旅行先でその話してみ?皆笑ってチップくれるかもしんねーぜ。そんくらいアホな話。』 「……」 『よちよちの赤ん坊のつもりでついて行きや。世界はなかなか広いモンやさかい、おもろいで?』 俺は一体、どうなるんだろう…(超不安)
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加