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「なあ魔王。」
『あ?』
「何でアンタ神様と仲良さそうなんだよ。普通魔王って神と仲悪いんじゃない?」
恵比寿さんと魔王…ボスって言ってたっけ?2人は目を点にした後、盛大に吹き出してそのまま腹を抱えて大爆笑。俺おかしい事言ったか?
『だっはっはっ!!普通ってお前俺らの何知ってんだよ?』
『ひっひっ…!わいがメタボに描かれとるくらいやし…ホンマ人間はんはおもろいわ!神話っちゅーヤツか?ほな今度取り寄せて読んでみよ。』
…何か釈然としねえ…!
いや、確かに俺は神様には会った事ないし魔王には会ったばっかだし…
だけど何だろうね。
常識という常識が馬鹿話みたいに思えて来た。
『いい傾向なんじゃね?』
「へ?」
『今から行く旅行先でその話してみ?皆笑ってチップくれるかもしんねーぜ。そんくらいアホな話。』
「……」
『よちよちの赤ん坊のつもりでついて行きや。世界はなかなか広いモンやさかい、おもろいで?』
俺は一体、どうなるんだろう…(超不安)
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