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目の前の寿司には、昼間のあせりが形となって現れている。
俺はこんなものをお客に出そうとしていたのか……。
「わかってくれたか。なら、コイツを成仏させてやれ。それですべて水に流す。夜の営業はな……」
「はい」
「……また、板場の一番奥に立つといい」
「あ、ありがとうございます。喜んで!」
俺は目の前の寿司をつかみ、勢いよく口へ
「…ってウンコなんか食えるわけねーだろ!」
─ 第一部 完 ─
次章、ディレクターズカット編を引き続きお楽しみ下さい。
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