ショート

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「はいはい。敬語ですね」 学校の中では普通の教師と生徒のような関係であると約束をしていた。なので敬語口調で 「ちょっと話しないか?」 「…塾が」 美香はそっぽをむいた。 「今日は休みのはずだろ?」 「…」 「お前に対してはかなり酷いことをしていると思っている」 「だったら!」 美香は突然、叫んだ。そして黙って床に視線をむけた 「だったら。もうこれ以上。これ以上。私のお母さんに手を出さないでよ」
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