入学-プロローグ-

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鷲「ふぅ…間にあったぁ」 美月「全くいいめいわくだよこっちは入学式前日に夜更かしするなんて…」 さっきから話しかけてくるのは中学からの友達、香野美月(こうのみづき)中3で引っ越して来てからかなり仲良くなった。 しっかりしてて足が速い(実際は鷲が遅いだけ)凹む時にはとことん凹む癖があるやつ 鷲「したくてした訳じゃないんじゃねぇ、寝れなくてついやっちまったんだよ」 美月「寝れなくてって小学生じゃないんだから」 美月が呆れてため息をついた。 鷲「だってついに実践魔法が使えるようになるんだぜ!寝れるわけねぇって」 実践魔法とは戦闘につかう魔法のことで高校からはじめて使う許可がおりることになってる。 鷲「中学までは物を浮かせたりするだけで本当につまんなかったしよぉ」 美月「出来もしなかったくせによく言うね、魔力も全然ないくせに」 確かに俺は日常魔法(さっき言った物を浮かせたりする魔法)ができなかった。 鷲「うるせー大体実践魔法と日常魔法で使う魔力は違う物なんだから関係ねぇよ」 そう実践魔法と日常魔法では使う魔力が違う、だから入試もテストだけで魔法はいっさい使わなかった。 美月「じゃああるといいね実践魔法用の魔力」 ギーンゴーンガーンゴーン 古びたチャイムが鳴った 美月「じゃあまた後で」 そして入学式の長い話が始まった。
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