少女と傭兵の使い魔

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地面に座りこんでいたアリアが俺の姿を見るや否や立ち上がり、駆け出して来た。 「シオン!!大丈夫!?どこも怪我して無い!?」 泣きそうな顔で俺の肩を掴んで揺らすアリア。 これで本当に怪我があったら悪化するのでは? そんなアリアの両肩をつかみゆっくり身体を放した。 「見ての通りかすり傷一つ無い、心配するな」 俺の言葉に俯いて言うアリア。 「心配するよ・・・・友達・・・・・なんでしょ?・・・」 そう言って次第に顔が赤くなって行くアリア。 「ああ、そうだったな、心配掛けてすまない、俺は大丈夫だ」 俺の言葉に顔を上げ、笑顔になるアリア。 だが、その笑顔が一瞬にして緊迫したものになり、叫んだ。 「シオン!!危ない!!」 後ろからはサッカーボール大の火の球が俺に迫っていた。
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