26734人が本棚に入れています
本棚に追加
/718ページ
あの後二人とも疲れの為か、部屋のシャワーで一日の疲れを流した後、ベットで横になりながら話した。
「あのね、明日は学校休みなの・・・だから明日の内にシオンの日用品とか服とか用意しようと思うんだけど、どうかな?」
少し控え目に聞いてくるアリア。
たぶん俺が疲れていると思って気を使っているんだろう。
「問題無い、今日の疲れは精神的なものだからな、寝れば治るさ」
目線をアリアに合わせる紫音。
それを聞いてパァっと明るくなるアリア。
「うん!じゃあ今日は早く寝よ?お休みなさい」
そう言って寝返りをうって反対側を向くアリア。
「ああ、おやすみ」
そして紫音は目を瞑ると、すぐに寝息を立てて寝てしまった。
よほど今日の事が堪えたらしい。
逆にアリアは明日の事を考えて、胸が高鳴り中々寝付けないでいた。
(こ・・・・これって、デート?・・・かなぁ?・・・・・・どうしよう、今から緊張してきた・・・・・)
顔を真っ赤にして落ち着かない様子のアリア。
そんな乙女の心情などいざ知らず、紫音は全く起きる事無く朝を迎えた。
。
最初のコメントを投稿しよう!