少女と傭兵の使い魔

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「そうねぇ~アリアさんは魔力の質や実力共に全く問題ないと思うけど・・・・そもそも強力な使い魔程より純度の高い魔力に惹かれるものだし・・・」 顎に人差し指を当ててしばらくうなるエレナ。 「それにね、使い魔って言うのは自分が心の何所かで最も望んでいる者が現われるの、 だから貴女が強く願えばきっと素敵な使い魔が召喚されるわ。 自分を信じなさい、じゃないとこれから召喚される使い魔がかわいそうよ?」 その言葉でハッとする・・・ もし自分が使い魔ならこんな主人の元に望んで行きたいと思うか? 思わない・・・ 呼ばれて来てみれば見知らぬ景色に自信の無くおどおどした主人・・・・ 想像しただけで背筋が寒くなる それでは召喚された使い魔があまりに不憫ではないか? ・・・・ この時からだろう・・・・・これからやってきてくれる使い魔の為に、自分を強くしようと思ったのは。 せめて自分の使い魔位・・・・・・笑って元気付けられるように・・・・・・
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