少女と傭兵の使い魔

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そんな時だった。 私を中心に魔法陣から強い光が出たのは・・・・ そのまま光は勢いを増していき、爆音があたりに響いた。 ドゴォォォォォォン!! 目を開けると光も雷も治まっていて、辺りには白い煙がたちこめていた。 「アリアさん!!無事ですか!?」 先生が私の所に駆け寄ってくる。 とても心配そうな顔をしている。 「は、はい・・・・何とか・・・」 そんな先生に弱弱しく苦笑いで答えた。 その様子を見て先生が安堵のため息を溢す。 その時だった。 私達の目の前に煙が吸い込まれるように渦を巻いていった。 それは一つの球体を作り出す。 不安になりながら成り行きを見守っていると球体から強い光が現れた。 光は強さを増していったが私は不思議と眩しさを感じなかった。 その光はどこか優しく・・・・何となく安心できた。
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