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動かない俺を見て、両手を下げたアリア。
そして厳しい表情になり、男の方を向いた。
男はアリアを見て言った。
その顔はまだ脅えている。
「な・・なんだ?俺を笑いに来たか?満足かよ!?自分を馬鹿にしていた奴を痛めつけられてさ!!
お強い使い魔でよかったな!!」
自分本位な事を吐きつづける男。
「俺のは何の役にも立たなかった!!!」
その言葉に男に近づいて行ったアリアが、手を振りかぶった。
パァン!!
アリアは男の頬を叩いていた。
男は叩かれた頬を手で押さえ、顔は目を見開き困惑している。
何故叩かれたか分からないと言った様子だ。
「貴方は何も分かって無い・・・見て!!」
アリアの指指す方向を見る男
。
そこには俺によって倒され横たわるガーゴイルがいた。
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