少女と傭兵の使い魔

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その言葉を聞いて、男がふらふらと立ち上がり、ガーゴイルに向かって行った。 ガーゴイルの肩には、紫音に撃たれた傷があり、そこから緑色の液体が漏れていた。 いくら鉄並みの皮膚をもったガーゴイルでも、至近距離から3発の銃弾を食らえばただですむ筈が無かった。 男は地面に膝を付き、ガーゴイルを起き上がらせた。 「大丈夫か?スライ」 男の言葉に目を覚ましたガーゴイルが目をつむって言う。 「ああ・・・・役に立たなくてすまない・・・・・」 その言葉に男は涙を流し、ガーゴイルを抱きしめた。 「もう良い・・・・もう良いんだ・・・・・今までごめん・・・・スライ」 ガーゴイルはどこか穏やかな表情になり、彼らは二人でその場を後にした。 その様子を見て安堵したのか、盛大な溜息と共にアリアがその場に座り込んだ。 「おい、大丈夫か?」 アリアに近づき肩に手を置いて問いかける。 するとアリアは・・・ 「あはは、何か安心したら腰が抜けちゃって・・・・」 「・・・・・ぷっ・・あっはっはっは」 「笑うなぁぁぁ!!」
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