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話し掛けていいものなのか…俺は葛藤したが、その考えは本能に遮られた。
気付けば俺は話し掛けていた。話題はなんでも良かった。
「明日のスウェーデン大丈夫?」
咄嗟に出たのは体育祭の話題。旬な話題をすぐに出せたのはナイスだと思う。
彼女の噂は聞いていた。彼女は男とは全くと言っていい程話さない。女の子も彼女は神々しいものがあるとか言って
簡単には話し掛けていなかった。それでも彼女に告白する男共は次から次から後をたたなかった。
俺もあまり返事は期待していなかった。
「大丈夫」
彼女は俺と目を合わしそう言った。目が合っただけなのに充分過ぎる幸せを感じていた。
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