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それでも幸せを感じるのだが…やはり気まずい。無用に近付かない方が得策だったか…！？
とりあえず…とりあえずなんとか話題を！！そ、そうだ…！
「余計なお世話かもしれないけど…
前半400mは軽く流して後半200は飛ばした方が最後まで持つよ！！」
……なんたる陸上バカ……。
「そう。ありがとう。」
と言い残し、彼女はまたしてもついでに俺も残して下駄箱を後にした。
―――ありがとう
俺にはこの一言で充分だった。
「話し掛けて良かった…」
と誰にも聞き取れない程の小さな声でこの言い切れない嬉しさを語った。
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