序章 終わりの始まり

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途端に真梨奈は、赤ん坊を拒絶した。 「何故そんな事を言うの?貴女がお腹を痛めて産んだ子でしょう?」 助産婦は彼女の言動が理解出来ずに狼狽える。 「もう一人は?もう一人の子は…!?」 真梨奈は慌て周りを見回し、もう一人の子を求めた。 「……こちらが二人目、男の子ですよ…」 少し落ち着きを取り戻したものの、まだ慌ている様子で、助産婦は二人目の子を真梨奈に抱かせた。      
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