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深度が安全深度を越えている為、長時間同じ深度で隠れていられない。
浮上して逃げる方法もあるが、爆雷攻撃の精度が上がるだけだ。
どちらにしても最悪の状態だが、他にも危機的なものがある。
それは“酸素不足”だ。
人間が生きる為に必要なものであり、蓄えられた酸素の量には限りがある。
浮上すれば酸素が取り込めるが、浮上すると爆雷攻撃が待っている。
「電源が復旧します・・・」
そう機関長が伝声管を使ってフリッツに伝え、しばらくすると発令所が明るくなった。
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