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「潜望鏡上げ!」
ウィィィィィィンンン
ガコン
潜望鏡で視認できる距離まで近付くと、フリッツは潜望鏡を動かして敵船を捜した。
「・・・タンカー1隻が単独で航行している」
「識別表をくれ」
副長から受け取った識別表を見ながら、識別表にある船と同じ形状の船を見つけると―。
潜望鏡の十字線を使って、識別表を参照しながら距離や速度を割り出した。
「敵速6kt」
「距離2000・・・」
「・・・接触信管で十分だな」
「1番2番に接触信管の魚雷を装填」
「距離1500で発射する」
フリッツは指示を出した。
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