溺愛

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「…ム………サスム」 甘くて低い声が僕を夢の世界から現実へと誘う 「………トッキ」 こんな時は瞳は開けたくない。貴方が瞼を開かせようと、何度もキスしてくれるから 顔が見たいけど……貴方から受けるキス程…好き過ぎて溺れてるものは無いんです 「今日も可愛いな?」 キスをしてくれてるトッキが耳元で囁けば…体が貴方を欲します 貴方にだけ、ですよ?こんなに愛を感じるのは。 「眠り姫は王子様のキスで綺麗な瞳を開けるんだよ?」 顔中に降っていた甘いキスの雨。貴方の楽しげな声が聞こえたら ちゅっと優しく触れる唇。唇へと愛が重ねられれば僕の瞳は開く 目の前には愛を纏いながら艶っぽい視線を向けてくれる貴方 「おはようございます」 瞳を開けた後にする事は貴方の頬に触れて…僕の愛を貴方の唇に届ける事
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