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小説
『NEIRO』
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私は全ての願いを、
聖クンに託す事にした。
喫茶店で待ち合わせしてると、しばらくして
彼が来た。
アキを一人にしておくのは不安もあったけど、
そうも言ってられない。
聖『…美紀!
久しぶり!元気か?』
久しぶりに見る聖クンは、なんだか大人っぽくて
カッコよくて
ドキッとした。
なんだかくすぐったい…。
美紀『…なんか、
聖クン、カッコよく
なったね?』
聖『そうか?
サンキュ😆😆』
聖『…アキの事?…』
そういうと、煙草に
火をつける。
私は今、アキと一緒にいる事。今現在の
アキの病状など、
全て話した。
聖『…アイツ、
そんなに酷いんだ?…』
聖『…ッツ。
なんで言わねーんだよ‼
アキの奴‼‼』
聖クンは
拳を握りしめて、
目が潤んで泣きそうだった。
美紀『…ごめんね。
言おうかどうか、
迷ったの…。でも。』
聖『…美紀。
大変だったな。
悪かったな?…』
私は聖クンの
言葉を聞いて、
緊張が解れて
泣いてしまった…。
聖『…美紀。
もう大丈夫だから。
今まで有難う。
これからは、俺も
アキの事、
注意して見ているから…。』
美紀『…アキを助けて?…』
聖『…どこまで力になれるかわからないけど、
やってみる。』
私はこの人に託して、
正解だったと、
心から思った。
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