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「サスム……俺の、誕生日だよ?」
普段ならいつでもつき合うよ?でも……今日位…俺の好きにさせて?
『サージャと一緒に来て下さいね?』
通話が一方的に切れてつまらない音が流れる
サスムの言葉通りリビングへと移動したら出掛ける支度をしてるサージャ
「さ、行こっか?」
全て知ってるくせに…知らないフリして笑うのは…卑怯だろ?
不機嫌なオーラを出してサージャの運転する車に乗り込めば
「トッキ誕生日おめでとう。これは僕からのプレゼントだよ?」
手渡されたのはリボンのかかった小さな箱
「ありがと」
不機嫌になるんじゃなかった…喜ばせてくれようとしたんだよな?
「な、開けていい?」
サージャが笑うのを確認してからリボンに手を掛けた
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