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「僕ね、運転で手一杯だから話しかけないで!!」
……どうしろと?
サスムに会う前に事故に合うのは嫌だから…とりあえず黙るか…
視線を窓の外に向ければ…何の事も無いネオンが流れてるだけ
サスムはどこにいるんだ?鍵だけで…他が分かんないから…落ち着かない
「トッキついたよ!トッキ誕生日おめでとう!!僕からのプレゼントはこれ!」
やっといつも通りの笑顔を向けられて…心から安心する
「ありがとう。開けていい?」
頷いてるヤンは寧ろ開けてとでも言いたそう
リボンのかかった箱…また鍵だったら、どうするよ?
微妙な思いが頭をかすめる。意を決してリボンを外せば……
アンティークの…鍵?
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